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センター試験が廃止されて何が変わる?

先週、今年のセンター試験が行われました。

 

2021年1月の入試から大学入学共通テストに変わります。

 

「内容の何が変わるのか、よく分からない!」

 

という人も多いはず。

 

(私もこの記事を書く前はよく分からなかった...)

 

 

 

内容の変更ポイントを簡単にまとめました。

 

 

 

背景

 

背景には、育成したい学力観、教育観があります。知識偏重の学習から、学力の3要素を育成する方針になりました。

 

学力の3要素(文部科学省

要素1 知識・技能

要素2 思考力・判断力・表現力

要素3 主体性・多様性・協働性

 

 

 

変更ポイント

 

①国語と数学に記述式問題が出題されます。

 

②英語試験は廃止されて民間試験が導入されます。

(ただし、2023年度までは大学入試センターが作問した試験と、民間試験の両方が用意され、各大学はいずれか、もしくは双方を利用できます。)

 

 

求められる学力が「知識・技能」から「思考力・判断力・表現力」へと比重が大きくなります。

 

「思考力・判断力・表現力」は、マークシートだけでは測れない力であるため、各科目の試験に記述式問題が導入されるわけです。

 

 

問題例

 

数学の問題を例に挙げます。

どちらの問題も三角比の単元の問題です。余弦定理を使います。

ですが、文章量が異なります。記述式回答が入っています。

 

 センター試験2019数学IA

 

こんな風に変わります。

 

高校在学中からこのような問題に慣れ、「思考力・判断力・表現力」を身につけておかなければなりません。

 

これらの力の育成・評価は分割して行われる予定でした。

センター試験に代わるものを、高校在学中にも実施する方向でした。

 

当時は「高等学校学習到達度テスト」や「到達度テスト(基礎)」などと呼ばれておりました。

 

しかし、国はこのテスト教材の作成を、国の認定を受けた民間事業者等に委ねる形にしたのです。

 

それが「高校生のための学びの基礎診断」制度です。

 

次回、詳しくお伝えします。