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5割以上の若者が新聞を読まない。その理由と背景とは?

 

日本財団は、17歳~19歳の若者男女を800人対象にインターネットアンケート調査「18歳意識調査」を行った。その結果、5割以上の若者が紙・オフラインの新聞を読まないことが分かった。

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https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_investigation/

 

なぜ若者は新聞を読まなくなったのか。その理由と背景を量的なデータからだけでなく、質的な自由回答集も参考にして探っていく。

 

 

 

紙とオフラインの新聞はどれくらい読まれている?

 

・紙のみ:25.8%

・オンラインのみ:15.3%

・紙とオフラインの両方:6.5%

・どちらも読んでいない:52.5%

どちらも読んでいない若者は5割を超える。

オンラインでさえ新聞を行動しようとはしない。

それはなぜか?若者はどんな新聞だったら読みたいのか?

 

 

 

どんな新聞だったら読みたいと思いますか?

 

・紙の新聞を読んでいる若者

「公平性がある新聞を読みたい」(女性)

「社会面をもっと充実させてほしい」(女性)

「より地域に密着した新聞」(男性) 

 情報の正確性公平性を重視し、硬派なイメージの回答が多い。

 

・紙ではなくオンラインの新聞を読んでいる若者

「自分に合うニュースを自動でピックアップしてくれるオンライン新聞」(男性)

「スポーツやIT」(男性)

「若者の流行りをまとめた新聞」(女性)

「カラーでわかりやすい」(女性) 

 紙の新聞より、個人の志向に合ったテーマの情報を必要としている若者が多い。また、色や文字の大きさなど視覚的なわかりやすさを求める声も散見する。オンラインならではの汎用性である。

 

・どちらの新聞も読んでいない若者

「読みやすく興味を惹かせるタイトルの記事」(男性)

「生活する上でなるほどなと思う知恵を紹介するコーナー」(男性)

「文字ばっかりじゃなくて、若い子達でも、読みやすい」(女性)

「若い子も興味を持つよう料理や化粧ファッションなど小さく取り上 げてほしい」(女性)

オンラインの新聞を読む若者が、自分の好きなテーマを求めていたのに対し、

オンラインの新聞も読んでいない若者は、はじめから自分の興味のあるテーマを持っているというわけでなく、より細分化された個人に合うテーマを求める。逆を言えば、新聞のテーマ・時事カテゴリーには若者のニーズに応えるものが少ないのかもしれない。

 

 

 

若者に新聞が読まれない背景

 

現在ではSNSが若者の情報収集ツールとなっている背景がある。新聞はテーマやカテゴリーが固定されており、若者にとっては受動的な情報媒体である。

一方、SNSは自分が好きなテーマを探せるという能動的なメディアであり彼らにとってより好みやニーズに沿ったものを受信できるのが強みといえます。

 

 

さらにスマートフォンという手軽にいつでもアクセスできるデバイスの普及が、その成長の勢いに拍車をかけています。よりパーソナライズされた情報収集ツールを使い、ハッシュタグやキーワード検索で自分の興味情報を詳細に取得することができる。この点が新聞とは明らかに異なっており、新聞が読まれなくなる背景である。